【統語論】英語の樹形図を書く(句構造規則)

言語学
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今回は標準理論の句構造規則を用いてツリーを書いています。

Xバー理論に基づいたツリーはここでは書いていません。

以下の仮説は導入していません。

・DP仮説

・IP仮説

・動詞句内主語仮説

・VP重囲

英語の句構造規則

具体的な句の内部規則は、日本語も英語も変わりません。

日本語と英語の大きな違いは、主要部の位置です。

日本語:主要部後行型言語(Head-final)

→ 句の主要部が右側に来やすい

英 語:主要部先行型言語(Head-initial)

→ 句の主要部が左側に来やすい

例えば、同じ VP でも、語順によって次のようになります。

主要部の位置については、統語論シリーズのパート1で取り扱っているので、以下をご覧ください。

また、TP における T の扱いも、日本語と英語で異なります。

日本語: TP → NP VP T

英語: TP → NP T VP

英語では、T の位置に Past / Pres 以外にも will などの助動詞が入ります。

語順の関係から、最も先頭ではなく、VP の直前に T が来ています

ツリーをかく

1) I have a pen.

2) I know his mother.

3) The young student read a difficult book.

英語など、時制によって動詞が形を変える言語の場合、ツリーに書く動詞の形をどのようにするかは人によって考えが変わる場合があります。

例えば、「read」の主語が3人称単数でなら、「reads」になるところ、そのようになっていないことから過去形だとわかります。

この場合、V の「read」は過去形の /réd/ ではなく、原形の /ríːd/となります。

4) The man put the book on the desk.

5) My brother finished the work surprisingly quickly.

今回も過去要素は T に記入しているので、V には原形の finish を書きました。

このような構造になっているところ、発音するときには TPast 要素が V まで降りていき、最終的には finished として書いたり話したりされています。

6) The teacher said that the student went home.

say の目的語が that に導かれる節であることから、VPV の補部は CP であることがわかります。

7) The boy believed that the girl liked the book.

8) The young students carefully carried several heavy boxes from the old classroom to the new science building after the morning assembly.

9) My younger brother quickly finished his difficult math homework at the kitchen table before dinner.

10) The careful researcher examined several old manuscripts in the quiet university library during the winter vacation.

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